AWS 資格試験の問題集

AWSを勉強する際、以下の問題集があります。

問題集特徴
AWS公式の問題集AWS公式サイトで提供される練習問題や模擬試験であり、AWSが直接提供するため、試験に近い内容が多い。
Webサイトの問題集無料、有料のものがありますが、有料で質の高い問題集を見分けるのが難しい。
参考書内の問題集各章の章末、参考書の最後に問題集があることが多い。比較的、解説が多くわかりやすいが、設問数が少ない。
Udemyの問題集コンテンツによって異なるが、設問数が数百問あるコンテンツもある。ただし、Udemyの構成で全問解き終わらないと、正解、解説が見れない。

問題集の設問数

まず、実際の認定試験の問題数ですが、クラウドプラクティショナー、アソシエイト、スペシャリティは65問で、プロフェッショナルのみ75問です。

資格名称試験時間設問数
AWS 認定 クラウドプラクティショナー90分65問
AWS 認定 アソシエイト(ソリューションアーキテクト、デベロッパー、SysOps)130分65問
AWS 認定 プロフェッショナル(ソリューションアーキテクト、DevOpsエンジニア )180分75問
AWS 認定 スペシャリティ(セキュリティ、認定機械学習、高度なネットワーキング)170分65問

本番の試験では、多数の問題プールから65問が選ばれて出題されると予想されます。試験に向けて、少なくとも4回分以上(約300問)の問題を数周(2~4回)解くことで、出題傾向がつかめるでしょう。過去問が存在しないため、答えを丸暗記するだけでは合格できません。問題集の各問を丁寧に理解し、本番試験で類似の問題に出会った際に、素早く解答できるように備えておくことが重要です。

おすすめ問題集

「クラウド資格学習」の問題集をお薦めしています。

  • 各分野に分かれた問題集
  • 豊富な問題数(各試験300問以上)
  • 1ヵ月:990円
  • AWS 認定試験の合格者(12試験)が作成

各分野に特化した問題集は少なく、中には試験問題がランダムに出題されるものもあり、効果的な学習が難しい場合があります。そのため、分野やサービスごとに分かれた問題集を使用し、効率的に学習を進めることが重要です。特に、CLF(クラウドプラクティショナー)やSAA(ソリューションアーキテクトアソシエイト)では、1ヶ月程度で合格を目指すことが可能です。そのため、最短1ヶ月から受験の申し込みができることも特徴です。

AWSの過去問

よく「AWSの過去問はありますか?」と質問されますが、公式に公開されている過去問は存在しません。AWS公式から提供されているのは、約30問程度のサンプル問題のみで、過去問集や公式の問題集は公開されていません。また、AWSには公式の参考書もなく、基本的にはAWSのドキュメントを通じて各サービスを理解する形式になっています。
試験はCBT(Computer-Based Testing)形式で行われ、受験時に試験用紙はなく、試験中に取ったメモも持ち帰ることはできません。そのため、市場に出回っている過去問があるとすれば、それは不正に作成されたものである可能性が高いです。
日本の国家資格であるIPA試験では、IPAのWebサイトから過去問が入手できたり、「過去問道場」のようなサイトが利用できたりしますが、AWSにはそういった公式に公開された過去問や類似のサイトは存在しません。